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うがい、シャワーで防ごう「プール熱」(平成20年8月)

 アデノウイルスに感染することで起こる咽頭結膜熱は、プールでの感染が多いことから、日本では「プール熱」とも呼ばれています。発生例の90%が7歳以下で、主にまだ抵抗力の弱い子どもがかかる病気です。毎年、学校や幼稚園・保育園などでプールが盛んになる夏場に発生のピークを迎えます。
 主な症状は発熱、頭痛、のどの痛み、目の充血や痛みなどで、ウイルスによる伝染性の病気です。特効薬はないため、目の痛み対して目薬をさすなど、対症療法を中心にして、症状が治まるのを待つしかありません。安静にしていれば、3日から5日程度で回復しますが、まれに肺炎など重症化する場合もあるので、もし衰弱が激しければ医師の診断を受けましょう。
 感染の原因となるのはプールだけでなく、通常のかぜと同じで、くしゃみやせきなどでも感染します。また症状が治まった後でも、患者の便にはウイルスが含まれていることに注意が必要です。感染の予防のために、一般的なかぜの予防法であるうがい、手洗いを行い、さらにプールが感染源になりやすいことから、プールのあとには必ずシャワーを浴び、他の人とタオルは共有しないようにしましょう。なお、学校保健法ではインフルエンザと同じ第二種伝染病に指定されており、症状が治まってから2日間は出席停止とされています。