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今月の健康

あなたは大丈夫?低体温(平成22年12月)

 人の体温は、寝ているときにいちばん低く、正午から夕方にかけてピークに達します。そして、夜が深まるにつれてだんだん低くなります。一日の体温の変化は1度以内で、通常、体温は体内のさまざまな酵素が最も活発に働く約37度に保たれています。
 さて、最近は女性ばかりでなく、男性の冷え性や子どもの体温異常についてよく耳にします。冷え性は放っておくと病気の原因になりますが、それよりも気をつけたいのが低体温です。
 冷え性の人は、手足の末端は冷えていますが体温は平常です。しかし、低体温は末端のほか体の内部が冷え、体温が通常より1度程度低い状態です。体温は1度下がると、白血球の働きが弱まり免疫力が低くなり、かぜや花粉症などの感染症にかかりやすくなります。また、基礎代謝も低くなるので太りやすくなります。低体温の人は、自分ではそれほど体が冷えている自覚がないために気づきにくく、それだけ危険なのです。
 現代人は、夜型生活や睡眠不足、運動不足であったり、朝食の欠食やインスタント食品・ファストフードの食事などで栄養が偏りがちです。特に女性は「○○を食べない」などの極端なダイエットをすることで、栄養バランスがおかしくなり低体温になりがちです。また、室内が季節を問わず常に過ごしやすい温度に保たれていることが多いため、体の体温調整をする機能が鈍くなってしまいます。
 低体温を防ぐには、まず生活習慣を改善することが大切です。普段運動習慣のない人は、20分以上のウォーキングを行うとよいでしょう。食生活の面では、現代人に不足しがちなビタミン、ミネラルを摂るようにしましょう。ビタミンやミネラルは、食べものに含まれる糖質から得たブドウ糖をエネルギーに変える際に必要な成分で、体温を上げるためにも必要です。
 そこでお勧めしたいのが、ビタミン・ミネラルの豊富な牡蠣(カキ)です。特にNovember (11月)、December(12月)など「Rの付く月」に栄養が多く含まれている旬の牡蠣を、あたたかい鍋にして食べてみてはいかがですか。体が温まること間違いなしです!