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今月の健康

アセらず、ゆっくり、半身浴(平成25年9月)

 暑さのピークも去って、いよいよ過ごしやすい季節がやってきました。でも、なんだか調子が出ない? それって、もしかしたら夏バテを引きずっているのかもしれませんよ! 夏の間、身体を冷やすために冷たいものばかりを食べたり、1日中エアコンの効いた部屋で過ごしたりして「汗」をかくことを避けていると、自律神経がうまく働かなくなってしまう可能性が。特に、汗を出す「汗腺」の働きが衰えると、体温調節ができなくなったり、身体のなかの老廃物をうまく排出できなくなったりと、不都合が生じてしまいます。
 汗腺の働きを整えるためには、身体への負担が少なく、自然な発汗を促してくれる「半身浴」が最適です。半身浴とは、その名のとおり全身ではなく「半身だけお風呂に浸かる」入浴方法。具体的には、おへその上から胸の下あたりまでが浸かる程度のお湯を、体温より少し高めであまり熱くない温度(38〜40度くらい)に設定して、20〜30分かけて入浴し、じっくりと体を温める方法です。ポイントは「お湯に浸からない部分は濡らさない」こと。なぜなら表面の水分が蒸発する際に気化熱が奪われ、せっかく温めた体温が下がってしまうからです。
 身体が芯まで温まると大量の汗をかきますので、入浴する前と後には、充分な水分補給で脱水症状を予防しましょう。オススメはさまざまな栄養素を含むミネラルウォーターやスポーツドリンク。ジュースは糖分分解のために体内のビタミンを消費してしまう働きがあるので控えます。自律神経が不安定だと、最初はうまく汗をかけないかもしれませんが、そういうときには発汗作用のある入浴剤を使うのも効果的です。また、食事の前後30分や、お酒を飲んだ後の入浴は、消化不良を起こしたり、血圧が不安定になったりするので控えましょう。
 半身浴中は、ぜひ好きな書籍を読んで「読書の秋」をお楽しみください。また、半身浴後の血行のよい状態でストレッチを行えば筋肉が柔軟になるため、ケガのしにくい身体に。自律神経の働きが整えば、代謝機能が上がるため、食べても太りにくい身体にもなれます。「スポーツの秋」も「食欲の秋」も、気持ちよく過ごせますよ。