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今月の健康

食後は緑茶でホット一息(平成25年10月)

 急須で淹れて飲むスタイルから、近年では缶やペットボトルといった飲料化の発達で、手軽に飲める利便的で健康的な飲み物、という印象が強くなってきた「緑茶」。緑茶にはカテキン、カフェイン、テアニン、ビタミンなど、健康に役立つさまざまな成分が含まれています。主な成分であるカテキンには、血中のコレステロールや体脂肪の減少を促進したり、虫歯や口臭・がんを予防したりする効能が。抗菌・抗インフルエンザ作用もあるため、「風邪の予防には緑茶でうがいをしましょう」という呼びかけや、「緑茶成分配合」の洗剤をドラッグストアでよく見かけるようにもなりました。
 次に多い成分のカフェインには、疲労感や眠気を除去し、持久力の増加を促進してくれる作用があります。めまぐるしい現代社会において脳神経系にはたらくこの成分は、日常生活のストレスを発散して精神的安定をもたらしてくれる、大変ありがたいものです。ただし、これは強い中毒性をあわせ持つので注意も必要。過剰に摂取すると血圧が上がりやすくなったり、逆にストレスを感じやすくなったりしてしまいます。そのため、東洋人に比べてカフェインへの耐性が特に低いとされる西洋人には、ノンカフェインの緑茶が好まれています。そう、日本ではあまり馴染みがありませんが、特別な製法で緑茶からカフェインを取り除いたものがアメリカ・ヨーロッパ諸国では主流なのです。
 日本は長年、「緑茶のカフェインが気になるのなら代用としてノンカフェインの麦茶や黒豆茶を飲もう!」という代替えの発想ですので、海外でノンカフェインの緑茶が開発されていたなんて驚きです。味は大分落ちるようですが、そのうち日本人の口にも合うノンカフェイン製法が開発されれば、カフェインを気にする妊娠中の方や副作用でお悩みの方も、安心して緑茶を楽しめるようになりますね。
 さて、カフェインの注意点にスポットをあててしまいましたが、甘味料を多量に使用している清涼飲料水などに比べれば、もちろん健康面で申し分のない緑茶。旨み成分のテアニンには脳にα波を出現させるリラックス効果がありますので、今夜は秋の夜長のおともに、おいしい緑茶をゆっくり急須で淹れてみてはいかがでしょうか。