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ヒツジの肉はウメェ〜肉!(平成27年1月)

 平成27年の干支「ヒツジ」。ヒツジは、かつて西アジアの遊牧民によって中国・ヨーロッパへと広がった家畜です。日本では生活用繊維として羊毛がお馴染みですが、家畜の歴史が古い世界各国では羊肉も親しまれてきました。主に生後1年未満の子羊の肉は「ラム」、2〜7歳程度の羊肉は「マトン」と呼ばれ、年齢を重ねた羊肉ほど独特の臭みを持ちます。イギリスの王室料理やフランス料理界では、臭みのないラム肉を最高級食材として扱います。
 羊肉は高い栄養価を誇る食材です。ミネラルやビタミンが豊富に含まれており、精力減退・腰がだるい・夜尿症・疲れやすいなどの症状を緩和する作用があることから、中国では漢方としての働きも認められています。消化・吸収がされにくい脂質に、コレステロール値は100g辺り70mg前後と低め。さらにはコレステロール値を下げ、動脈硬化や血栓を抑える「不飽和脂肪酸」も含むため、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病予防に最適です。また、体内に吸収されやすい鉄分を多く含み、冷え性を改善する作用もあるため、女性の強い味方でもあります。
 羊肉に含まれる注目すべき成分の一つに、脂肪の燃焼を促進するアミノ酸「カルニチン」があります。カルニチンは元々人間の体内でも生成されているものなので、ダイエットに有効であるかのデータをはっきり出すことは難しいのですが、相対的にカルニチン不足な日本人には、外部摂取による意義が認められています。特にマトン肉の脚部分に多く含まれるので、その効果を期待しましょう。
 近年は、羊の家畜に適さない湿潤な日本の各地域でも、新鮮な肉を閉じ込める真空パック技術や冷凍保存の進歩から、おいしい羊肉が家庭でも手軽に食べられるようになりました。寒い季節には身体を芯から温めてくれる羊肉のしゃぶしゃぶで、おいしく健康対策なんていかがですか?