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今月の健康

爪で簡単・健康チェック!(平成27年7月)

 突然ですが、あなたの爪は以下の状態になっていませんか?
(1)赤黒い色をしている
(2)先が上に反っている
(3)爪が丸く指を覆っている
(4)黒い縦線がある
(5)薄く横しわが走っている
 爪とは「ケラチン」という硬いたんぱく質からできた透明の皮膚です。健康な爪の表面は滑らかで、爪が乗っている「爪床」に分布する毛細血管が透けて、薄いピンク色に見えます。体調不良のときは肌が荒れるのと同様に、爪の色や形にも変化が現れます。
 たとえば爪の色が白っぽいときは、赤血球が少なくなっている可能性があるため、貧血が起こっているかも。逆に血流が悪くなると赤黒く見える(1)ため、肝硬変などの肝臓病や糖尿病、ホルモン異常などの疑いがあります。
 先が上に反っている状態(2)は「さじ状爪」と呼ばれ、大人の場合は貧血や甲状腺の病気などが考えられます。爪が丸く指を覆っている状態(3)は「ばち状指」と呼ばれ、肺や心臓の病気で低酸素状態が続くと起こります。
 爪の変化で最も怖いのは、黒い縦線がある状態(4)です。短期間で急に太くなったり、爪を超えて皮膚まで拡大すると「皮膚がん」の疑いがありますので、早急に皮膚科を受診しましょう。その他、緑膿菌に感染すると一部が緑色になったり、白せん菌(爪水虫)の感染で爪が厚く黄色くなったりと、細菌が原因で炎症が起こる場合もあります。
 強いストレスや高熱などの体調不良があると、爪をつくる働きが一時的に弱まり、年輪のように、爪に薄く横しわが走ります(5)。手の爪は1日約0.1mm伸びるので、爪の根本から横しわまでの距離を測れば、体調不良であった時期を調べることもできます。
 特に病気をしていないのに、爪に異常があるという場合は、乾燥や加齢などが原因かも。爪の主成分であるたんぱく質の摂取を心がけるとともに、ハンドクリームを塗って根本から先端へマッサージを行うことで、きれいな爪を育てましょう。