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今月の健康

秋の夜長はクラシック(平成27年11月)

 すっかり涼しくなり、秋も本番ですね。落ち着くのもつかの間、年末に向けて慌しくなってきた方も少なくないのでは。体調の管理も大事ですが、ストレスの解消はじょうずにできていますか?
 ストレス解消法の一つに「クラシック音楽を聴く」という方法があります。これは、悲しかったり寂しかったりするときに明るい音楽を聴く…のではなく、悲しいときには悲しい音楽を、寂しいときには寂しい音楽を聴くことで、徹底的に感情を同調させ、心を解放させる(リラックスを図る)というものです。なじみ深い歌謡曲でもいい気がしますが、「クラシック音楽」は医学的にも様々な効果を発揮してくれます。
 閉眼や安静時、覚醒した状態で、より多く発生する脳波「アルファ波」。アルファ波は、意識障害、認知症、精神疾患、睡眠障害などの診断補助・状態把握や、生理学、心理学などの研究目的で用いられています。具体的には、免疫細胞のリンパ球を増やして免疫力を強化させたり、精神的な不安の軽減、痛みの緩和を与えてくれたりします。このアルファ波を誘発させる効果が、クラシック音楽には期待できるのです。
 また、人間の脳は左脳(言語脳)と右脳(非言語脳)に分かれていて、日常生活では主に左脳ばかり働いていますが、歌詞のないクラシック音楽には右脳を刺激する力があるため、左脳を休ませることができます。
 川のせせらぎや海の波のリズムなどは「1/fゆらぎ」と呼ばれ、この周波数を聴くと人間はリラックスすると言われており、クラシック音楽にはその「1/fゆらぎ」を持つ曲が多くあるため、高いリラクゼーション効果をもたらすとも考えられています。
 ストレス解消目的でクラシック音楽を聴く際には、部屋を薄暗くして目をつぶり、1回30分を目安に流しましょう。お気に入りのアロマテラピーやお香を焚けば、リラクゼーション効果をさらに高めることができますよ。