千葉県自動車販売整備健保トップへもどる
健康保険組合のご案内 保健事業のご案内 健康保険のしくみ
健康保険の給付 届出・請求書ダウンロード リンク 今月の健康
トップ今月の健康 ≫ (平成30年1月)
今月の健康

もしぎっくり腰になってしまったら(平成30年1月)

 何げない動作をしていて、突然、激痛に見舞われて動けなくなってしまう「ぎっくり腰」。特に寒い季節は筋肉が冷えて硬くなるため、発症するケースが多くなります。慢性の腰痛とは違い、ぎっくり腰は急性の捻挫または打撲のような炎症を起こした状態です。痛みが激しいからといって、あわてず正しい救急処置を行えば回復を早めることができます。

1.とにかく徹底して冷やす
 ぎっくり腰は腰周りの筋肉・靭じんたい帯のいずれかで炎症を起こしているため、一刻も早く患部を冷やし、炎症部位がそれ以上広がらないよう抑えることが大切です。
 冷やすことで血管を一時的に収縮させ、また、冷却によるマヒから痛みを軽くする効果もあります。

2.痛みの和らぐ体勢で安静にする
 ぎっくり腰になると、突然のことにどうしていいか対応が半信半疑になって、腰を動かそうとしたり、無理に動いたりして悪化させてしまいがちです。
 早く治すためには、とにかく腰の筋肉や靭帯の炎症が落ち着くまで、2〜3日は無理に動かさず、痛みのあるうちは冷やしながら楽な体勢で安静にしておくことです。痛みが落ち着いてきたら整形外科を受診し、念のためにレントゲン検査をしておきましょう。
<やってはいけない! NG処置集>
× ちょっと冷やす(冷湿布や冷却シートなど)
冷湿布には鎮痛剤なので冷却効果はなく、また冷却シートでは皮膚表面の熱は下がっても深部の熱は下がりません。
× 温める(温湿布・入浴など)
初期の状態で温めると痛めた筋の炎症がさらにひどくなる恐れがあります。入浴も数日間は控えましょう。
× もみほぐす(指圧・マッサージなど)
患部への直接的な指圧やマッサージは、炎症があるうちは刺激が加わるため控えましょう。
× 曲げる(けん引・ストレッチなど)
けん引・ストレッチは、炎症を起こしている患部を無理に広げる行為です。痛めた筋を無理に伸ばすと、炎症が悪化して痛み・しびれが強くなります。