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体が喜ぶ!旬の春野菜を食べよう(平成30年3月)

 この期間にしか味わうことのできない春野菜や山菜はまさに自然からの贈り物。春キャベツや、ふきのとう、なのはな、たけのこなど、寒さが厳しい時季に地中から芽を出し成長するために必要な栄養素や害虫などから身を守るための成分が豊富だそうです。栄養豊富なうえに解毒作用や抗酸化作用などの働きがあるとされる春野菜。特有の苦味や香りさえ、春の一部を五感で感じられるような気がしてきます。

春野菜の特徴、苦味と香り
 春野菜特有の「苦味」のもととなっているのは植物性アルカロイドという成分です。腎臓のろ過機能を向上させ、老廃物を排出する解毒作用や、新陳代謝を促進する働きがあります。
 せり、セロリ、あしたばなどのセリ科の春野菜の「香り」の成分には精油成分のテルペン類が多く含まれ、血圧を低下や血行促進の作用や抗酸化作用などがあります。
 キャベツやなのはななどのアブラナ科の野菜には、グルコシノレートという「辛味」のもとになる成分が含まれていて肝臓の解毒機能を強化します。
 また、なのはな、せりなどの春野菜にはカロテンが多く含まれていて、抗酸化作用や免疫増強作用があるとされています。
 体がその季節、時期に必要とする成分を蓄えているのが旬の野菜の特長です。ハウスや工場での栽培により季節感が失われつつありますが、できるだけ旬を意識して、その季節の野菜を摂ることを心掛けてみましょう。自然と体にもいい影響が期待できます。

春野菜らしさを生かした料理を
 春野菜を料理するにはせっかくの苦味や香りを失わないように程度に調理するのがポイント。できるだけ新鮮なうちに調理し、アクを抜きすぎないようにして苦味や香りを生かしましょう。
春キャベツ
緑が濃くつやと張りがあり、葉の巻きがゆるいものを選びましょう。ビタミンは水に溶けやすく熱に弱いのでサラダや浅漬けなどで。
ふきのとう
つぼみが固く、葉が開ききっていない、小ぶりでころころと太っているものを選び、てんぷらや塩ゆで、味噌汁、網焼き、煮物、ふきのとう味噌などで。
なのはな
つぼみが締まっていて花が開いていないもの、大きさがそろっているもの、葉の色が濃いもの、茎の切り口がみずみずしいものを選び、辛し和え、炒め物、てんぷらなどがお勧め。
みつば
香りが強く、葉がみずみずしくて緑色の濃いものを。加熱しすぎると香りや風味が落ちます。おひたしや和えものなどがお勧め。
たけのこ
適度に湿り気があり、ずんぐりと短く重いもの、皮が薄茶色でつやがあるものを選び、時間が経つとえぐみが出るので、できるだけ早めに下ゆでを。若竹煮、たけのこごはん、てんぷらなどで。