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今月の健康

禁煙で得られる多くのメリット(2023年5月)

 5月31日は「世界禁煙デー」です。喫煙が健康にとって有害であり、禁煙が望ましいことは周知の事実ですが、喫煙者の中には「喫煙が健康を害すると言われても実感できない」「喫煙できないストレスの方が問題だ」などと感じ、なかなか禁煙に踏み切れない人もいます。そこで今月は、禁煙で得られるメリットに注目してみましょう。

*世界保健機関(WHO)が禁煙を推進するために1989年に定めた国際的な記念日の一つ。5月31日から
 1週間が禁煙週間とされ、日本でも禁煙や受動喫煙防止に関する啓発活動が行われている。


見た目の老化を防げる

 喫煙は皮膚の老化を早めるので、黒ずみ、シミやシワ、たるみを増加させます。歯はヤニで黄ばみ、歯茎も黒く変色するため、実年齢よりも老けて見えてしまいます。禁煙でこのような見た目の老化を防ぎましょう。

口臭や体臭が改善される

 タバコを吸う人の独特の口臭や体臭は、吸っている本人が思っている以上に周囲の人を不快にさせているかもしれません。禁煙すればタバコの臭いがしなくなり、周囲の人にも不快な思いをさせずに済みます。

ストレスから解放される

 タバコを吸う人は、体内のニコチンが切れるとイライラなどの禁断症状が出ます。そして、タバコがもたらすストレスをタバコで解消するという悪循環に陥ります。禁煙でこの無用なストレスのスパイラルから解放されましょう。

お金が節約できる

 タバコ1箱600円とすると、1日1箱吸う場合は1ヵ月で1万8千円、1年で22万円、10年で220万円もかかってしまいます。禁煙するだけでこれだけの金額を節約することができます。

時間を有効活用できる

 タバコ1本を吸い終えるのに6分かかるとすると、1日1箱(20本)吸う場合は1日で2時間、1年で730時間もの時間を喫煙に費やしていることになります。禁煙をするとこれだけ多くの時間を別のことに有効活用できます。

 禁煙が難しいのは「ニコチン依存症」という病気にかかっているからです。医療機関の禁煙治療で、医師の力を借りながら禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。禁煙治療では禁煙補助薬を活用し、医師のアドバイスを受けながら禁煙にチャレンジできるため、自力で取り組むよりも成功率が高くなります。一定の条件を満たせば健康保険を使って受診できるため、負担も大きくありません。

 禁煙外来は、総合病院のほか、内科や循環器科、婦人科、外科、心療内科、耳鼻咽喉科など、さまざまな診療科で行っています。ただし、医療機関によっては健康保険等で禁煙治療を受けられない所もあるため、事前に医療機関にお問い合わせください。

禁煙外来で健康保険が適用される条件

  • 1. ニコチン依存度テストで依存症と診断
  • 2. 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上(35歳以上の方)
  • 3. 禁煙することを希望している
  • 4. 禁煙治療に文書で合意する