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今月の健康

夏の食中毒を予防しよう!(2023年7月)

 食中毒は、その主な原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着して体内へ取り込まれることによって発生します。特に夏は気温や湿度が高くなり、細菌が増殖しやすい環境となることで食中毒が多くなります。食中毒における予防のポイントや主な症状を知り、発症と重症化を防ぎましょう。

食中毒予防の3原則…細菌を、付けない・増やさない・やっつける

 細菌による食中毒の予防では、細菌を手指などから食べ物に「付けない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」という3原則の徹底が重要です。

食中毒予防のポイント

 以下の3つの場面に分けて、食中毒予防が実践できているか確認しましょう。

■食べ物を購入するとき
・生鮮食品を買うときは必ず消費期限を確認する
・冷凍や冷蔵が必要な物は最後に買う
・買った物はすぐに冷凍庫や冷蔵庫に入れる
・消費期限内で早めに食べるようにする

■食べ物を保存するとき
・他の食品に肉汁などが掛からないようにする
・すぐ冷えるように小さな容器で保存する
・臭いや色などに異常があったら迷わず処分する
・冷凍庫や冷蔵庫に食べ物を詰め込み過ぎない
・一度解凍した食品の再冷凍はしない

■食べ物を調理するとき
・調理前や食材を使った後は必ず手を洗う
・調理器具をしっかり洗浄する
・中心部まで十分に加熱する(75℃以上で1分間以上)
・冷凍されている物の解凍は電子レンジで行う

デリバリーやテイクアウトの料理も要注意

 デリバリーやテイクアウトを利用する場合、十分に加熱調理されている料理であっても、長時間持ち歩いたり放置することで食中毒のリスクは高まります。特に夏は料理が傷みやすいため、すぐに食べるか、早めに冷凍庫・冷蔵庫に入れることが大切です。また、食べる前にはしっかりと手洗いをしましょう。

食中毒が疑われるときは、すぐに医療機関へ

 食中毒が疑われる症状が強く表れたときは、自己判断せずになるべく早く医療機関を受診してください。特に高齢者や乳幼児、持病のある人は重症化しやすいため注意が必要です。

■食中毒の疑いがある主な症状
・腹痛 ・下痢 ・嘔吐(おうと) ・発熱 ・血便

■症状が出た場合
・水分を取って脱水症状を防ぐ
・市販薬の下痢止めは症状が悪化する恐れがあるため服用しない
・なるべく早く医療機関を受診する

■病院への搬送
以下のような症状が表れたときは、ためらわずに救急車を呼びましょう。
・嘔吐で水分が取れない
・下痢や腹痛が悪化する
・血便が出る
・息苦しくなる
・意識がもうろうとする
・高熱が続く