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健康のために水を飲もう!(2023年8月)

 ヒトの体は大半が体液と呼ばれる水分でできており、「水」はヒトが生きていく上で欠かせない重要なものです。体内の水分がどのような役割を果たしているのか、また水分が不足するとどのような悪影響があるのかを確認してみましょう。

人体の水分量

 成人男性では体の約60%、新生児では約80%が水分で構成されています。例えば体重60sの成人男性の場合、体重の60%に当たる約36Lもの水分を体内に蓄えています。
 この体内の水分は尿や汗などで1日に約2.5L排出されています。体内の水分量を維持するために、食事や代謝によって得られる水分量を除いた約1.2Lを飲み物で補給するように心掛けましょう。ただし、アルコールやカフェインを含んだ飲み物は利尿作用があるため水分補給には適していません。

■1日の水分排出量
 ・尿や便…約1.6L ・汗や呼吸…約0.9L 計2.5L
■1日の水分摂取量
 ・食事…約1.0L ・体内でつくられる水…約0.3L ・飲み物…約1.2L 計2.5L
 *たんぱく質や炭水化物、脂肪などの代謝によって得られる水

水分の主な役割

 体内に摂取された水分は、主に以下の2つの役割を果たしています。

■栄養素や老廃物などの運搬
 体内に取り込まれた酸素や栄養素などは、体中を巡っている血液やリンパ液などに含まれる水分に溶け込んで運搬されています。また体内の老廃物や有害物質を体外に排出する際にも、水分が欠かせません。

■体温の調節・保持
 水には、蒸発するときに熱を奪う性質があります。ヒトは気温の上昇や運動、代謝によって体温が高くなったときは、汗をかくことでこの性質を利用して体温を調節・保持しています。

水分補給をしないとどうなる?

 体内の水分のうち、約5%が失われると脱水症状や熱中症などの症状が表れます。約10%失うと筋肉けいれんや循環不全などが起こり、そして約20%失うと生命維持が困難になります。特に中高年の場合は、水分の不足によって脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まります。
 また、運動中や夏場の高温多湿の環境下では発汗量が増えて水分が失われやすいため、特に小まめに水分補給を行いましょう。