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2024年 干支の話「辰年」(2024年1月)

 今年の干支は、十二支の5番目に当たる「辰(たつ)」。「辰」という字は、二枚貝が足を伸ばして進む様子を表す象形文字です。「しん」とも読み、「振」(ふるう、ととのう)の意味も併せ持って、物事を揺り動かして活気をもたらし、成長して整うといった意味を持つとされます。

権力や出世の象徴

 十二支には動物が当てはめられますが、辰年には、十二支の中で唯一架空の生物である「龍(竜)」が当てられています。中国の古典によれば、その外見は、角は鹿、頭はラクダ、目はウサギ、うなじは蛇、腹は蜃(しん)、うろこはコイ、爪はタカ、掌は虎、耳は牛で、あらゆる生き物の頂点に君臨する存在としてあがめられました。中国の皇帝を象徴する文様にも用いられ、龍は特別で神聖なもの、あるいは権力の象徴として広く認識されていきました。また、龍は天に昇る力を持つとされることから、立身出世の象徴としても用いられます。「登竜門」は中国の黄河中流にある「龍門」に激しい滝がある場所があり、その滝を登ったコイは龍になるという伝説からできた言葉です。

お寺と龍の深い関係

 ところで、お寺を訪れると、天井に龍の絵が描かれていたり、手水(ちょうず)場に龍の彫刻があったりするのを見掛けませんか。これは、龍がお釈迦様を守る八部衆の守護神の一人とされていることから来ています。法堂や本堂などに龍の絵を描くことで、信仰を守り、修行を見守る意味が込められています。また龍は「竜宮城」などというように、水に密接に関連し、雨をもたらす力があると信じられています。日本の寺院は木造建築物が多く、火事の危険があるため、火災よけの願いも込められています。

 また、龍の絵をよく見ると、手には玉が握られています。これは「如意宝珠」と呼ばれ、「どんな願いでもかなえる宝珠」とされています。そのため龍は、幸運や成功を願う際の大切なモチーフとしても用いられます。

大きな夢を追求するにふさわしい

 このように辰年は、運気上昇や立身出世、満願成就など、大きな夢を追求するにふさわしい年といえそうです。大志を抱きアクティブに動くには健康であることが大前提。適切な生活習慣を大切にし、活力に満ちた一年にしたいものです。