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花よりお酒? 飲み過ぎ注意(2024年3月)

 「桜開花600度の法則」をご存じでしょうか? 気象庁では全国の気象台が観測している桜を対象に1955年から、開花予想を行っていました(現在は民間の気象事業者が開花予想を行っており、気象庁では2010年より、開花の観測のみを行っています)。前年の夏にできた桜の花芽は、秋から冬にかけて休眠状態に入りますが、2月1日ころの厳しい寒さで目覚め「休眠打破」を迎えます。その2月1日を起算日に設定し、毎日の最高気温を足して600度(平均気温の合計では400度)に達したころに桜が開花するというものです。

 メディアなどで、各地の開花が報じられると、「お花見がしたい、というか桜の木の下で飲みたいな」と思うこともあるのではないでしょうか? 「花より団子」ということわざがありますが、「花よりお酒」と考える人もいますよね。

 お酒は「百薬の長」ともいわれますが、それは適量に飲酒した場合のことで、度を越した飲酒が続くと、さまざまなリスクに見舞われてしまいます。この時期、つい飲み過ぎてしまうお酒について、ちょっと考えてみませんか?

適量ってどのぐらい?

 お酒の適量は、1日平均純アルコール量約20g程度といわれています。以下純アルコール量20gの目安をお酒の種類ごとに紹介します(%はアルコール度数)。

  • ・ビール(5%)…ロング缶1本(500mL)
  • ・日本酒(15%)…1合(180mL)
  • ・焼酎(25%)…グラス1/2杯(100mL)
  • ・ワイン(12%)…ワイングラス2杯(200mL)
  • ・チューハイ(7%)…レギュラー缶1本(350mL)
  • ・ウイスキー・ブランデー(40%)…ダブル1杯(60mL)

 この数字を見て「案外少ないな」と感じた人は、将来の体へのダメージが心配されます。なお、純アルコール量は以下の計算式で簡単に出すことができますので、こちらを参考にしてみてください。

飲酒量(mL) × アルコール度数(%) / 100 × 0.8(アルコールの比重)
= 純アルコール量(g)

(厚生労働省 e‐ヘルスネットより)

健康的にお酒を飲むために

 健康的にお酒を飲むために心掛けたい飲酒のルールは幾つかありますが、その一部を紹介します。

 ほぼ毎日飲む人は、週に2日程度はお酒を飲まない「休肝日」をつくることが大切。飲酒で体内に吸収されたアルコールは、肝臓で無害化の処理が行われるのですが、許容範囲を超えた飲酒を続けると、肝臓での処理が間に合わなくなり、全身が打撃を受けてしまいます。特に少量の飲酒で顔が赤くなる人は、アセトアルデヒドの分解能力が低く、分解する時間がかかるので、注意しましょう。飲む回数が少ない場合も一度に大量に飲まないようにしましょう。体にダメージが生じたり、事故の危険性が増したり、依存を進行させる場合もあります。また定期的に肝機能検査を受け、肝臓の健康度のチェックなどもしましょう。